桜満開

残りの人生を共に歩む人を決めました
お相手は…年上好きの俺にとっては逆転満塁サヨナラホームランで、3つ年下のコです
知ってるヤツは顔まで知ってるよな?だからと言って知らないヤツに紹介する気はさらさらないけど
新潟→千葉に変わったあのコです


理由はやっぱ、守るべきであると同時に、支えてくれるって存在を意識したコトですね


今日から大学寮に入るってコトで上京してきて、メシ一緒に食べました
別に豪華でもなんでもない、ちょっと気取った程度のレストランで食事
窓から見える桜がキレイでした


ゴハン食べおわってたわいのない話をしてたんですが、ふと静かな時間になって…空気がゆっくり流れるのを感じました
お互いに今日を特別視していたんだと思う…お互いにとって、今日が大事な日になるんだって


無言のまま、見つめ合うコト数分間


小さな箱と一輪の花を手に、やっとの思いでボクは伝えました


『今はこんな指輪と、花しか用意できない。でも、毎年この日に花をプレゼントさせてください。来年は花の数を二本に、再来年は三本に、…そうやって、花束になってもずっと、受け取り続けてほしいんです。


僕と結婚してください』



18の女の子には、重すぎる選択だと思います
数秒うつむいて、顔を上げた瞬間、彼女の目から涙がこぼれました


『こんなのでよかったら、よろしくお願いします』
そう言って、ボクがこの数ヵ月間必死に稼いで買った十数万の指輪を…ホント大したコトない代物なのに…まるで数百万のダイヤの指輪のように、彼女の小さな小さな薬指に着けました






今、俺の部屋の窓から『○○さん(←俺の名前)、こっちの星空もキレイなんですね〜』とはしゃいでるこのコを、一生離したりしない









まるで作り話みたいだけど、本当に作り話です
遅れちゃってゴメンなさい