そして、その時がやってきた

いよいよ白い布で区切られた撮影会場に入っていく
この布が最後。ここをくぐればそこには安倍なつみ!ってトコで、ちょっと不思議な空気になる
列を整理してるお姉さんが、俺を見て目をパチクリ
そらそうだな。トップクは結構見慣れたかもだけど、浴衣はなかっただろうな
と思い進んでいくと
(係り)<ばっちりかもしれない!
(浴衣)<ふぇ?
(係り)<ホラ(と言って安倍なつみを指差す)

そこには、浴衣姿のなっち

なぜか係りのお姉さんと二人でテンション上がる
よく考えたらお姉さんにワーキャー言ってもしょうがないのにね



そして、安倍なつみの隣に立つ。ゼロ距離
こっちをチラっと見るなっち。『よろしくお願いします』


人々の言ってるコト『意識が飛ぶぜ』が身をもって体感できた瞬間


ちなみにノープランで挑んだとはいえ、いつもの持ち前のテンションの高さで一笑いとってやろうくらいの気持ちでいた
(俺 )<おっはよーございまーす!!よろしくおねがいしまーす!!
(● )<元気いっぱいですねぇ(半笑い
くらいのつもりでいた


それなのに・・・それなのに・・・


テレビで見るより、顔の輪郭、凹凸、はっきり見えるの
テレビで見る安倍なつみもかわいいけど、そこにいる安倍なつみもまたかわいい
よく、生の方がいいって聞くけれど(ある意味同意だけどそれは下ネタだぞ)
俺は生・カメラも通して、で、それぞれに違うよさがあるって思った



あの時の笑顔、いつか消えちゃうのかと思うと、怖い


ノープランながらハイテンション作戦、完全に忘れ去られる
柄にもなく小さな声で、『お願いします』ってなっちに言う
コレが俺の素なのかな?
まぁ言い訳をさせてもらうと、スタッフさんの指示する声が飛び交って、とっても忙しそうだったんだ
だからなんかそんな雰囲気に呑まれたってのもあるよね
・・・言い訳になるどころか、むしろ逆に俺の恥ずかしい部分を強くしちゃったな・・・


さて、写真を撮るんだけど、なっちを見るとなんか右のこぶしでなんかやってる
俺もとっさに左のこぶしでガッツポーズ(?)をとって、シンメトリーな写真にする


写真を撮り終えて退場しようとしたとき、やっと気付くあたりが安倍なつみ
(● )<うわ!なぜか浴衣!!一緒だ〜!え〜なんでなんでー?
とかはしゃぐ
(俺 )<一緒一緒ー♪じゃーねー☆
とかなんとか言いながら全力で手を振りつつフェードアウト
詳細は俺の心の中だけに・・・
・・・ダメだ俺こーゆーセリフ。歯が浮きまくりw


写真撮り終わった組に合流するとき、羨望のまなざしを浴びる


浴衣のツーショットかぁ・・・もうプライベートで着るのやめようかなぁ
って当分着ないけどもw
来年の夏は封印かもw


そのまま解散。浴衣姿恥ずかしいから一目散にホテルへ
と思ったんだけど、せっかくだしそのままの格好でビーチを歩く
大胆水着とは完全に逆の視点で、ビーチの視線を独り占めでしたとさ